詩と詞と雨が

し、らしきものを垂れ流します

ピーナッツみたいに

お酒の香りを頬に残して

思い思いの記憶の欠片

きれいな月と充血した眼

微かに聞こえるクラクション

羞恥の心を抱えて吠えて

流れぬ涙とピーナッツ

 

スーツの汚れが可愛いのです

べたついた髪も疎らな髭も

恥ずかしながら愛おしい

腕時計の針は一秒単位で正確なのに

日付の表示は十日以上も狂っています

 

虚ろな瞳に大きな欠伸

ちょっとお酒の飲み過ぎでしょうか?

喋り疲れて眠たいですか?

昨日の夜はどこにいました?

私といるのはつまらない?

どうやら私も老いたようです

年の数だけ小言も増えて

増えた分だけさもしくなって――

 

狭苦しい店内が心地良いですね

ひび割れた指と指の隙間から見るあなたは

まるで子どもみたいです

子どもみたいに純粋で

純粋だから愚かしい(また涎を垂らしてる)

そんなあなたが憎らしくって

そんなあなたが堪らないのよ