詩と詞と雨が

し、らしきものを垂れ流します

◎ライトシャワーが注ぐ頃に

残響する言葉と仕草

まるで遅効性の毒みたいだね

特別なことは何ひとつないのに

冷蔵庫の中の林檎が傾いた

踊れない季節が過ぎたら

新しい光が生まれるよ

道路脇の雪がありったけの熱を吸い込むように

息をする君と僕はきっと恋に落ちるはず

 

それで明日はどこへ行こうか

ご機嫌な君はおしゃれに着飾って

眠れない夜はもうないんだと気付かせてくれる

 

躍動する記憶と鼓動

数を読み上げる神様みたいだね

この瞬間もいずれ消え失せるのに

鳴りやまないビートが時間を止めた

情けない僕らが進めば

新しい悩みも生まれるさ

窓越しの星屑が片っ端から降り注ぐように

捧げ合う君と僕はひゅっと恋に落ちるはず

 

それで明日はどこへ行こうか

ご機嫌な君はおしゃれに着飾って

眠れない夜はもうないんだと気付かせてくれる

 

それで涙はいつか枯れるか

うつむいた君はそれでも着飾って

眠れない夜はもうないんだと 僕はその時はじめて気付く